小倉百人一首の競技かるたに魅了され、同好会を立ち上げた市川高校が創部2年で全国大会に初出場し、8強まで勝ち進んだ。かるたへの情熱を描いた人気漫画「ちはやふる」のストーリーのように、大舞台で躍動した。
全国高校選手権大会は7月20日、大津市で団体戦があった。選手権の予選は競技かるたの聖地とされる近江神宮内にある近江勧学館のほか、市内の複数の会場で開かれる。市川高の予選会場は勧学館とは別だったため、全員で「近江神宮まで行こう」を合言葉に臨んだ。
競技かるたは100枚の札のうち50枚を使い、自陣に25枚ずつ並べる。自陣の札がすべてなくなれば勝ちになる。団体戦は1チーム5人が1対1で同時に対戦し、3勝したチームが勝利となる。相手は直前まで明かされず、誰がどの相手と対戦するかも見どころだ。
3枚看板が活躍
選手は競技会の成績によって…